鍋

幼稚園はブルマだった。

ブルマって昭和の時代だけじゃなく

平成にもあった。

幼い頃わたしは太っていた。

ある日祖父母と従兄弟家族と鍋を食べていた。

わたしはまだ口にいっぱい入っているのに

お皿をもって次の食材を入れようとしていた。

すると叔母は「見て！あさひ、あの子口にあんなに入ってあるのにまだ食べようとしている。なんて卑しいの。」みたいなことを言った。

それを聞いてわたしは恥ずかしくなった。

きっと叔母はわたしのことが

あまり好きではない。