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ひにちぐすり

2月になってクズみたいな男と別れた。

別れた。というか

とりあえずもうSNSはなにも繋がってないし連絡を取ることがない。手段がない。

実は三度目の正直だ。

彼と出会ったのは2022年の初夏で別れようと思った一度目は8月、二度目は2023年の春だった。

一度目は、やっぱり諦めきれなくて。

二度目は、本当に連絡しないつもりだった。

だけど誕生日のお返しをしなきゃと思って彼の誕生日にLINEを送った。それからお互いよそよそしさはありながらも、やりとりは続いた。

しかし、彼の身勝手さに疲れてLINEを終わらせた。未読無視にして削除した。彼は自分がブロックされたと思った。(ブロックする勇気はこの頃なかった)夏頃に、ブロックされたか確認するスタンプが送られてきた。あー…。と思いSNSのアカウントを教えた。

そこからまた仲は復活したが、わたしは心の中ではずっと大きくて黒いモヤモヤが残っていたのだが、バカなフリをした。気づかないフリをした。

 

疲れてしまった。

 

このままズルズル続けるのもしんどいし、いつか終わらせなきゃとは常々思っていた。

彼の他のアカウントを見た。フォロー欄を見ると気持ち悪いアカウントをフォローしていたのを見て一気に冷めた。

 

きっかけが出来て良かったと思う。

 

今まではちゃんと別れの言葉を伝えていた。

今回はなにも伝えなかった。

 

LINEも全部新しくした。

彼のLINEは知らない。

SNSのアカウントももう絶対に見ない。

繋がらない。

 

知らない方が幸せなことなんていっぱいある。

なのにどうして自滅してしまうのだろう。

 

 

一度離れてしまったとしても

相手を想いあっていた気持ちは

変わらないからね。

 

たとえ、あさひが変わっても、変わらなくても俺は好きだからね。

 

なんて都合の良いこと言うのは上手くて

 

お互い楽しかった時間を過ごしたのは事実で

 

好きってなんて陳腐な言葉なのだろう

彼の好きってカラアゲが好きと一緒だと思う

 

それを鵜呑みにしてたわたしが愛しいね

 

楽しかった夢から醒めたの

もういらない。地獄におちてね